住まいの用語あれこれ
■メーターモジュール
日本の多くの住宅は尺を基準に設計され、三尺(91cm)を基準にしていますが、それを1mを基準にして設計する事。メリットとして、住空間を広く取る事が出来ます。
※モジュール:建物の間取りを決める基準単位の事。
■間(けん)
昔からある寸法の単位。
一間は6尺で1.82mの事。
間口三間と言うと、5.46mのこと。
■坪
坪(つぼ)は、尺貫法による面積の単位です。
現在は一辺が6尺(1間)の正方形の面積と定義されており、それは約3.3平方メートルに相当
します。
同じ面積を歩(ぶ)とも言い、これは中国で生まれたもので、歩の別名として坪という名称が
できたものです。
一般には、耕地・林野の面積には歩が、家屋・敷地の面積には坪が使われていました。
古代中国の周代に、歩幅2歩分(右足を踏み出し、次に左足を踏み出した時の、
起点から踏み出した左足までの長さ)を「歩」という長さの単位(身体尺)としました。
その歩を一辺とする正方形の面積のことも「歩」と呼んだのが面積の単位「歩」の始まりです。
このときの1歩(面積)は現在の歩よりも小さな面積でしたが、後に6尺四方の面積と定められました。
明治時代に1尺=(10/33)メートルと定められたので、1坪=(10/33×6)2=約3.305785平方
メートルとなります。
※1尺≒0.303メートル ※1間=6尺≒1.818メートル
■間口
建物や敷地を一戸建てでは道路側や建物の玄関側など、マンションの場合は一番広い窓が付いたバルコニーがある側など主要な方向から見たときの幅。間口に対して直角方向は奥行という。
一般に間口が広い(大きい)ほうが使い勝手が良く、通風・採光に優れています。
■壁芯(かべしん)
壁の中心点。壁の両側で仕上げ材の厚みが違う場合は一般的に柱の中心点を壁芯と言います。通常は壁芯の寸法によって、建物の基準とします。
■無垢(むく)
表面に張物をした突板や集成材のような木材を張り合わせたものではなく、何も加工をしていない、一枚板で造られた木材のこと。
重厚で、張り物にはない高級感がありますが、合板に比べると歪みやすく、反り・割れなどが生じる可能性が高いという欠点があります。
一枚板なので、表面に傷がついても下地材が出て補修が難しいということはありません。
価格は合板や集成材に比べると概ね高いです。
■集成材
厚さ25〜50mm程度の人工乾燥させた木材を、繊維方向を平行にして接着剤で張り合わせて1つの材料にしたもの。
合板とは張り合わせる繊維方向が違う事に注意。
無垢材より強度があり、反りやねじれが少なく、加工もしやすい。
木造住宅の構造材としてよく使われ、また化粧板を貼り付けた造作材としても使われます。
■MDF
Medium-Density Fiberboardの略。
端材などから抽出した木質繊維に接着剤を混ぜて熱圧成型した木質素材の事。
平滑性、加工性に優れ、安価なので家具や建具に広く使われます。
塗装もしやすいですが、木の風合い等は求められません。
■地鎮祭
工事着工にあたり、敷地の守護神をまつって祓い清め、敷地の安定とこれから始まる工事の安全を祈願する、土地の神様を祭る祭事のこと。
最近では上棟式と共に省略する事も多いですが、地鎮祭だけは行なうこともあります。
■上棟式
上棟式は、建物の柱や梁が組み上がって最終的に棟木を載せる時に、工事の無事を祈る儀式で、吉日に朝から一気に家の骨組みを建て上げて、午後3時か4時頃から上棟式が行われます。一番高い棟木に魔除けのための幣束を立て、四隅の柱に酒と塩、米を撒いて建物を清めます。上棟式が終わったら、お神酒で乾杯をして直会(小宴)に入ります。棟梁や工事関係者が集まって、施主様をはじめ、互いの顔合わせをして意思疎通を図る懇親の場とします。
■幣束(へいそく)
匠の神を奉り、家内安全、五穀豊穣を祈願します。上棟式の後は、屋根裏に納めます。
■上がり框
玄関や勝手口などの土間から床に上がる時の段差に付けられる化粧材。
高い方の床に水平に取り付けられる化粧横木のことをさします。
一般的には高価な木材が使用されますが、マンションなどでは、大理石や御影石などが使われることもあります。
■インターロッキング
側面にギザギザをつけて噛み合わせをよくしたレンガ程度の大きさの舗装用のブロック。
主にコンクリート製で、歩道や公園,駐車場、住宅のアプローチ等の路盤に使用されます。
多数の色やデザインがあり、組み合わせによって印象が変わります。
インターロッキング同士の隙間から下に雨水が浸透するのでコンクリートなどに比べて水はけが良いなどの利点もあります。
■大壁
現在では一般的な工法で、仕上材(石膏ボード等)で柱や梁の構造体を隠した壁の工法。
手間が掛からないため工賃、工期とも抑えられます。
部屋は、ほんの僅かだが狭くなります。
■納まり
部材の取合いや取付け具合、仕上がりの程度など、総合的なでき具合。
設計図書と実際ではやってみると違う事が多く、大工の手腕の見せ所です。
■キッチンパネル
キッチン廻りの壁材は火が使われるため不燃材でなければならず、従来、タイルが主に使われていましたが、最近では不燃板にフッ素やメラミンなどで表面処理した材料が使用されること多くなっています。安価で施工も早く、タイル目地が無いため、掃除もしやすく、素材や色合いなども各メーカー様々な物を出しており、選ぶ楽しみも多くなっています。
■クッションフロアー
塩ビ製のシート床材。2mm程度の厚さで、接着剤で貼られます。耐水性が高く掃除がしやすいため、タイル柄や、フローリング柄、大理石調など柄も多く、安価であり、住宅ではトイレ、脱衣室などの水廻りの床に使用されることが多いものです。
施工は簡単であり、DIYでも十分に出来ます。
厚みがあり、耐摩耗性に優れた店舗用のものもあります。
■珪藻土
珪藻と呼ばれる単細胞の植物性プランクトンの化石。火に強いため七輪や耐火断熱レンガの原料として昔から使われていましたが、近年、内装の塗り壁として採用する物件が増えてきました。木炭の5千から6千倍の超多孔・超微細構造を持ち、吸放湿性に優れているため、室内の湿度をある程度一定に出来、結露やかびの予防に効果を発揮します。
また、消臭効果やホルムアルデヒド等の有害物質も吸着してしまうため、シックハウス症候群にも効果を望む事が出来ます。
■筋交い
軸組構造などで水平力に抵抗する部材。
建物の変形を防ぐために四角形に組まれた部材の対角線上に入れる部材のこと。
筋交いを入れた壁は耐力壁となり、大きさ、入れ方、壁の幅により壁倍率が変わります。
■耐力壁
地震、風圧等の外力・水平力や建物自重・積載荷重などの鉛直荷重に抵抗するために設置された壁。 木造住宅では筋交いや構造用合板で構成される窓などの開口部の無い壁を言います。鉄筋コンクリート造では開口部の無い一定の厚さと強度を持ったコンクリート壁を耐力壁として配置します。住宅の場合、床面積に対する耐力壁の総量が決められており、偏らないようにつりあいよく配置するのが大切です。特に採光を大きく取る南側の壁量が問題となるケースが多、釘の打ち方などによっても耐力壁の強度が違ってくるので注意が必要となります。
■ホールダウン金物
阪神大震災での住宅の倒壊の多くの原因は柱が土台から抜けてしまうことでした。
そこで、木造で建物が水平力を受けた場合に、耐力壁にかかる引抜き力に抗するために、主に隅の柱を専用の金物によって、土台又は基礎に緊結することにより柱が抜けることを防ぐものです。
2・3階の管柱では柱と柱、柱と梁へ取付ける金物のことを言う時もあります。
■ホルムアルデヒド
無色の刺激臭のあるガスで、水に溶けやすく、その水溶液はホルマリンとして知られています。住宅関連では安価なため合板等の接着剤や塗料に用いられてきました。
近年ではシックハウス症候群の原因物質のひとつとして悪名を高めています。
また、近年の住環境が高気密化を目指すあまり、室内の有害物質が外部に排出されないという問題もあります。そこで、現在では、換気装置の義務化と建築基準法によりホルムアルデヒドを放散する建材の使用制限が設けられています。建材や接着剤には、F☆からF☆☆☆☆までの放散量によるランクがあり、F☆☆☆☆がもっとも放散量が少ないものです。
また、建材や接着剤だけでなく家具から放出されることもあるので注意が必要です。
■換気
住宅の換気には、自然換気と強制換気があります。強制換気は第一種、第二種、第三種にわけられます。現在は換気システムを住宅に組み込む事が義務になっており、基本的に居室は2時間に1回部屋の空気を入れ替えなければなりません。住宅において換気は良質な室内環境の維持や、結露防止のためにも必要不可欠なものです。
第一種換気:給気、排気ともに行なう強制換気(機械換気)。
第二種換気:給気を機械で強制的に行い、排気は換気口から自然に送り出される換気方法。
第三種換気:給気口から自然空気を取り込み、強制換気(機械換気)によって排気する最も一般的な換気方法。普通の換気扇やキッチンのレンジフードなどもこれにあたります。
■基礎
上部構造からの荷重を地盤に伝える下部構造。
主に地面を掘って設置され、鉄筋コンクリートで作られます。
独立基礎、布基礎、ベタ基礎、杭基礎などがあります。
□独立基礎:単独で設けられる連続しない基礎。主要な柱の下部に設けられるもの。
ウッドデッキや簡易な車庫などの基礎に使われます。
□布基礎:建物の壁面の主要な柱の下部の土台に沿って設けられる、連続した逆T字型の基礎。安価で地震にも強いので、住宅でよく使われます。
現在ではほぼ鉄筋コンクリートで造られ、地盤が弱い場所では底板を広げるなどの対処を行います。
□ベタ基礎:直接基礎の一つで、建物の底面全体に鉄筋コンクリートを敷き詰め、基礎にしたもので、全体で荷重を受けるため、地盤の荷重負担が減るとともに、基礎全体の剛性も高まります。現在は、住宅基礎として一般的になっています。
□杭基礎:地盤の耐力が弱い、又はマンションのような建物の荷重が大きい場合は、建物の荷重を地盤の耐力で支持できない。この場合、固い支持層(堅い地盤)のところまで杭を入れて、建築物を安定させます。杭の素材には、木杭、鋼杭、コンクリート杭などの種類があります。
■束(つか)
木造住宅などで母屋、大引を支える部材。母屋を支える部材を小屋束、大引を支える部材を床束といいます。
■束石(つかいし)
床下に一定の間隔で、床の目方を地盤に伝えるため束を設けます。この束から建物の目方を地盤に伝える目的の石のこと。
■大引き(おおびき)
床の構造の一部で根太を支えてその目方を地面に伝える役目をします。通常90cm程の間隔で入れ、根太と直交するよう配置します。大体9 角くらいの部材です。
■根太(ねだ)
床の構造の一部で、1階の場合床板のすぐ下にあり、床の目方を大引に伝える役目をします。
通常4.5cm×4.2cmくらいの部材で、床の目方が大きい時は細目に入れます。30cm〜45cmの間隔で大引と直角方向に入れます。2階の床の場合、10.5cm×5〜4.5cmくらいで梁に直接目方を伝えます。
■用途地域
都市部やその近郊地域において、土地の使いみち(用途)をあらかじめ決めておき、用途の混在を防ぐことを目的としています。
住居系、商業系、工業系の用途地域があり、第一種低層住居専用地域など12種類に分けられ、建蔽率、容積率、北側斜線等の制限がそれぞれ変わります。
■建蔽率(けんぺいりつ)
敷地面積に対する建築面積の割合。用途地域によって上限が定められています。例えば建蔽率が50%と決められている地域に、200坪の土地を持っている場合、その土地に建てられる建築物の建築面積の上限は100坪までということになります。
■容積率
敷地面積に対する延床面積の割合。住宅の規模を規制する数値のひとつで、用途地域と都市計画の指定によって上限が定められています。例えば100平米の敷地の容積率が200%の場合は延床面積200平米までの建物を建築する事が出来ます。
■北側斜線
北側隣地への日照と風通しを考慮し、建物の形状、高さを規制した法律。建物を真横から見たとき、北側に面した建物の外壁は、ある一定の高さ以上の部分では、空間を斜線で切り取ったように、その下側より引っ込んでいなければなりません。自分の敷地の北側に隣の敷地がある場合、自分の敷地に建築する建物の各部分の高さは、その部分から隣地境界線までの距離が長いほど高くすることができます。
■建築面積
建物の外壁または柱中心線で囲まれた部分の面積。
二階が一階より出ている場合も含めます。つまり建物を上から見た面積のこと。
二階建てでも三階建てでも関係ありません。
ただし、軒先やバルコニ−といった部分は1m以内の突出は面積に算出されません。(1m50cm外壁から飛び出している庇なら50cm部分を建築面積の算定に含める)また、地階で地盤面1m以下にある部分は除きます。
■延床面積
各階の床面積の合計をいいます。吹き抜け、ポーチ、庇部分などは含みません。駐車場は延べ床面積の5分の1未満であれば、床面積に算入しなくてよいというル−ルがあります。
建築物の面積は建物の外周で計算するのではなく、壁もしくは柱の中心で囲まれた部分で計算します。
建物の敷地面積に対する床面積の割合である、容積率を算出するのにも使います。
■配置図
敷地内での建物の位置、方位、道路との関係等を示す図面です。
■平面図
いわゆる間取りがこれに当たる。建物を床から1.5m位で切って、切り目を上から見下ろしたかたちで書かれている。
■立面図
姿図ともいい、建物の外観デザインを表します。
通常、東、西、南、北の4方向から見ます。
■伏せ図
一般の平面図では書き表せない構造的な組みかたを表した平面図。積算の時部材数を正確に拾い出せるよう、部材の大きさ・長さを表示しなければならない。基礎伏図・床伏図・天井伏図・小屋伏図・屋根伏図(水取り図)・くい伏図がある。
■矩計図(かなばかりず)
建物の一部を切断して、各部の寸法、仕上がり、部材の寸法等を細かく記入した図面です。
■サイディング
板状外壁材の総称。乾式工法の主要材料の一つで、施工の合理化に伴い採用されることが多くなっています。セメントなどを主原料にしたもののほか、断熱材やハードボードなどを芯材に金属板で被覆したものなど多くの種類があります。
□窯業系サイディング(ようぎょうけいさいでぃんぐ)
基材にセメント質と繊維質を主な原料にして、高温・高圧の釜で成型した外壁材。
モルタル塗りの外壁にかわって最もよく使われるようになったサイディングの中でも70%以上を占めます。防火性、施工性、意匠性に優れています。厚さは12mmから24mmまでありますが、最低でも15mm以上が望ましいとされます。施工方法は釘打ちと金物留めがあります。経年劣化による釘頭が気になる人はコストが掛かっても金物留め工法を選択したほうが良いでしょう。
□金属系サイディング(きんぞくけいさいでぃんぐ)
表面を金属板で仕上げられたサイディング。ウレタン断熱材が裏打ちされている場合がほとんどです。窯業系サイディングよりも一般的に価格は高めですが、耐久性の面から考えるとランニングコストは安くなることもあります。 素材はスチールとアルミにわけられ、アルミは高価で柔らかい事もあり、あまり使われなくなってきました。 スチールは耐久性が落ちますが、最近ではガルバリウム鋼板というアルミを混ぜた金属のものが主流となってきており、耐久性も上がりました。
■採光(さいこう)
屋外の太陽光によって室内の明るさを確保すること。
居室に求める採光上有効な開口面積は、一般的に、居室の床面積に対して七分の一の面積の窓が必要とされています。
天窓は壁の窓の3倍の採光能力があるとされ、面積は1/3で許されます。
■居室(きょしつ)
常時、継続的に使用する部屋をいう。住宅では居間、ダイニング、ダイニングキッチン、子供室、寝室、老人室等は居室で、台所、浴室、トイレ、洗面所、納戸等は居室としてあつかわない。
■納戸(なんど)
建築基準法では居室は採光、換気などの窓を設けなくてはならないが、納戸には必要がありません。マンションや建売などで4LDK+N や3SLDKなどと表記されるのはN(納戸)、S(サービスルーム)の事で、総称して納戸と呼ばれる事が多くあります。
■天窓(てんまど)
屋根に設けた天窓。上部からの採光に用います。
【同義語】トップライト
■バリアフリー
高齢者や障害者が安全に生活できるように、段差などの障壁(バリア)を取り除くこと。
手すり等ををつけて生活しやすくすることも広義に使われます。
住宅でのバリアフリー基準は設計3mm、施工段階で5mm以下の段差で納める事で、段差が0と言う事ではない事に注意が必要。
■ユニバーサルデザイン
バリアフリーは高齢者や障害者の生活のために生活の中の障害(バリア)を取り除く事ですが、ユニバーサルデザインは一歩進んで、障害者、健常者問わず誰もが使いやすい形にすること。「すべての人のためのデザイン」
■ワイドスイッチ
照明スイッチの押せる面の大きさを通常のものよりも大きくし、手のひら全体で、場合によっては手を握った状態でもON・OFFの操作ができるようにしたスイッチ。
スイッチを大型化させる事により、高齢者でも見えやすく、手全体を使って押すことが出来るため操作が容易になります。
誰にでも使いやすい設備としてユニバーサルデザインの象徴的なものです。
■戸襖
戸の片面を板戸、片面を襖に仕上げた戸のこと。
和室と洋室(廊下)などの扉に使われます。
各々の仕上げが違うので戸自体が反る可能性があります。
■戸袋
引戸を収納し、隠すスペース。
雨戸や一本引きなどの引戸を開いた時に納める薄い壁のことをいいます。
■猫間障子・雪見障子
採光や展望のための障子の一種。紙貼障子が分割され一部が透明ガラス入りで造られたのが雪見障子、その室内側にさらに上下にスライドする紙貼の小障子がついたものが猫間障子。外を見たり光を入れたい時は開け、目隠ししたい時は閉めることができます。
■引込み戸
引戸の一種で、一本のレールまたは溝に沿って戸を水平に動かし、戸を開けたとき戸が壁の中へ隠れる開閉方式の戸。開けた時にスッキリとした印象を与えます。
二枚の戸を左右に分け開閉し、それぞれが壁の中に納まる引込み戸もあります。
■確認申請
建物を建てる場合、建築基準法に適合していなければなりません。それには法規に適合しているかどうか必要な図面等をつけて申請し、役所で確認してもらう必要があります。
若干の例外はありますが、確認申請はすべての建物に要求されます。確認を受けない建物は建築することができません。
<申請に必要な図書>
法規(建築基準法)を満足する内容を示した、仕様書や工法に対する認定書、設計図、付近
見取図などの図面。
また、各構造に対して一定の面積や階数以上の建物の場合、地震などに対する安全性の
計算を記した、構造計算書が必要です。
これらの設計図書の作成は、一定の小規模建築物を除いて建築士しか行なうことができま
せん(建築士法)。
または、それを業務とする場合、建築士事務所登録をした者でなければなりません。
<申請代理>
建築士は建築主の委任を受け、申請の代理者となって申請手続をすることができます。
建築士事務所登録をした建築工事を担当する工事会社(建設会社)が行う場合(設計施工)
と、設計(さらに工事監理)を専業とする設計事務所で行う場合があります(設計施工分離)。
■基礎パッキン
猫土台の一種で基礎立ち上がり部と土台の間に挟む部材。
床下換気口より換気効率が良く、コンクリート立ち上がり部にも断面欠損にならないので、
最近ではこれを用いた建物が多くなってきています。
■猫土台
基礎立ち上がりと土台の間に挟む物で、直接土台を基礎立ち上がり部に触れさせずに浮かせることで、土台の腐朽防止、床下換気を効率よくする工法。
厚さ2〜3cmの木材やモルタルで柱下や大引の取合い箇所に@900前後に入れます。
最近では樹脂製や金属製の既製品を使うのが一般的です。別名基礎パッキンとして
知られています。
■回り縁(まわりぶち)
壁と天井の間に入れる部材のこと。
■欄間(らんま)
部屋と廊下、部屋と部屋の間の鴨居の上部に壁のかわりに入れる化粧部材。いろいろな図柄を彫り込んだ物が多い。
■長押(なげし)
鴨居の上部のところに床と平行に部屋を取りまくように入れる化粧材のこと。
■鴨居(かもい)
障子、ふすまを入れる部分の溝のある上側の部材。
■内法(うちのり)
敷居上端から、鴨居上端までの寸法。
■敷居(しきい)
障子、ふすまを入れる部分の溝のある下部の部材のこと。
■在来工法
柱、梁、筋かいなど軸部材の組合せで構成される、昔からある伝統的な木造住宅の工法。
最近は筋かいの代わりに構造用合板(面材)を用いて外力に対抗する工法も多くあります。
壁の配置に制約が少なく、大きな開口部をつくれるので、
通風や採光に優れた間取りをつくることができる一方、
施工にはツーバイフォー住宅と違って技術が必要です。
■軸組工法
木造住宅の在来工法のこと。
伝統的な木造の建築方法で、木の柱と梁を組み合わせた工法であるため別名「木造軸組工法」とも呼ばれています。
■枠組壁工法(2×4工法)
北米で発展した木造住宅の建築工法で、主に2×4インチの製材で組まれた枠組に構造用合板などを下張りした壁が相互に釘や金具で緊結され、建築されます。壁面全体で力に対抗するため建築物全体を一体的に強剛なものとしています。
建物を支えるためには、壁量が必要で、大掛かりなリフォームや大空間、大きな開口部が造りにくいということがあります。
ツーバイフォー(2×4)工法という呼び方が一般的です。
■42項2条道路
建築基準法では原則として幅員が4m以上ないと「道路」と認められません。
ただし、幅員が4m未満でも、建築基準法施行前から使われていた既存道路で、行政から指定を
うけた場合には、道路とみなされます。
建築基準法第42条第2項で規定されていることから、これを「二項道路」といいます。
「みなし道路」ともいわれます。二項道路に接している敷地に建築する場合は、別図の通り
反対側の状況に応じてセットバックする必要があります。
■セットバック
二項道路に接している敷地で、道路の境界線を後退させることを
いいます。
セットバックした部分は道路と見なされるので、その部分に建物を
建築することはできません。
また、建ぺい率・容積率の計算の基になる敷地面積に含めることも
不可。
セットバックが必要な面積が、敷地面積の10%以上ある場合は、
物件広告を出すときに「要セットバック○平方メートル」といった形で表示する必要が
あります。
すでに後退している場合は「セットバック済み」となります。
■メーターモジュール
■間(けん)
■坪
■間口
■壁芯(かべしん)
■無垢(むく)
■集成材
■MDF
■地鎮祭
■上棟式
■幣束(へいそく)
■上がり框
■インターロッキング
■大壁
■納まり
■キッチンパネル
■クッションフロアー
■珪藻土
■筋交い
■耐力壁
■ホールダウン金物
■ホルムアルデヒド
■換気
■基礎
■束(つか)
■束石(つかいし)
■大引き(おおびき)
■根太(ねだ)
■用途地域
■建蔽率(けんぺいりつ)
■容積率
■北側斜線
■建築面積
■延床面積
■配置図
■平面図
■立面図
■伏せ図
■矩計図(かなばかりず)
■サイディング
■採光(さいこう)
■居室(きょしつ)
■納戸(なんど)
■天窓(てんまど)
■バリアフリー
■ユニバーサルデザイン
■ワイドスイッチ
■戸襖
■戸袋
■猫間障子・雪見障子
■引込み戸
■確認申請
■基礎パッキン
■猫土台
■回り縁(まわりぶち)
■欄間(らんま)
■長押(なげし)
■鴨居(かもい)
■内法(うちのり)
■敷居(しきい)
■在来工法
■軸組工法
■枠組壁工法(2×4工法)
■鉄骨軸組工法
■42項2条道路
■セットバック
■メーターモジュール
日本の多くの住宅は尺を基準に設計され、三尺(91cm)を基準にしていますが、それを1mを基準にして設計する事。メリットとして、住空間を広く取る事が出来ます。
※モジュール:建物の間取りを決める基準単位の事。
■間(けん)
昔からある寸法の単位。
一間は6尺で1.82mの事。
間口三間と言うと、5.46mのこと。
■坪
坪(つぼ)は、尺貫法による面積の単位です。
現在は一辺が6尺(1間)の正方形の面積と定義されており、それは約3.3平方メートルに相当
します。
同じ面積を歩(ぶ)とも言い、これは中国で生まれたもので、歩の別名として坪という名称が
できたものです。
一般には、耕地・林野の面積には歩が、家屋・敷地の面積には坪が使われていました。
古代中国の周代に、歩幅2歩分(右足を踏み出し、次に左足を踏み出した時の、
起点から踏み出した左足までの長さ)を「歩」という長さの単位(身体尺)としました。
その歩を一辺とする正方形の面積のことも「歩」と呼んだのが面積の単位「歩」の始まりです。
このときの1歩(面積)は現在の歩よりも小さな面積でしたが、後に6尺四方の面積と定められました。
明治時代に1尺=(10/33)メートルと定められたので、1坪=(10/33×6)2=約3.305785平方
メートルとなります。
※1尺≒0.303メートル ※1間=6尺≒1.818メートル
■間口
建物や敷地を一戸建てでは道路側や建物の玄関側など、マンションの場合は一番広い窓が付いたバルコニーがある側など主要な方向から見たときの幅。間口に対して直角方向は奥行という。
一般に間口が広い(大きい)ほうが使い勝手が良く、通風・採光に優れています。
■壁芯(かべしん)
壁の中心点。壁の両側で仕上げ材の厚みが違う場合は一般的に柱の中心点を壁芯と言います。通常は壁芯の寸法によって、建物の基準とします。
■無垢(むく)
表面に張物をした突板や集成材のような木材を張り合わせたものではなく、何も加工をしていない、一枚板で造られた木材のこと。
重厚で、張り物にはない高級感がありますが、合板に比べると歪みやすく、反り・割れなどが生じる可能性が高いという欠点があります。
一枚板なので、表面に傷がついても下地材が出て補修が難しいということはありません。
価格は合板や集成材に比べると概ね高いです。
■集成材
厚さ25〜50mm程度の人工乾燥させた木材を、繊維方向を平行にして接着剤で張り合わせて1つの材料にしたもの。
合板とは張り合わせる繊維方向が違う事に注意。
無垢材より強度があり、反りやねじれが少なく、加工もしやすい。
木造住宅の構造材としてよく使われ、また化粧板を貼り付けた造作材としても使われます。
■MDF
Medium-Density Fiberboardの略。
端材などから抽出した木質繊維に接着剤を混ぜて熱圧成型した木質素材の事。
平滑性、加工性に優れ、安価なので家具や建具に広く使われます。
塗装もしやすいですが、木の風合い等は求められません。
■地鎮祭
工事着工にあたり、敷地の守護神をまつって祓い清め、敷地の安定とこれから始まる工事の安全を祈願する、土地の神様を祭る祭事のこと。
最近では上棟式と共に省略する事も多いですが、地鎮祭だけは行なうこともあります。
■上棟式
![]() |
米・塩・清酒でお清め |
![]() |
上棟式は、建物の柱や梁が組み上がって最終的に棟木を載せる時に、工事の無事を祈る儀式で、吉日に朝から一気に家の骨組みを建て上げて、午後3時か4時頃から上棟式が行われます。一番高い棟木に魔除けのための幣束を立て、四隅の柱に酒と塩、米を撒いて建物を清めます。上棟式が終わったら、お神酒で乾杯をして直会(小宴)に入ります。棟梁や工事関係者が集まって、施主様をはじめ、互いの顔合わせをして意思疎通を図る懇親の場とします。
■幣束(へいそく)
匠の神を奉り、家内安全、五穀豊穣を祈願します。上棟式の後は、屋根裏に納めます。■上がり框
玄関や勝手口などの土間から床に上がる時の段差に付けられる化粧材。
高い方の床に水平に取り付けられる化粧横木のことをさします。
一般的には高価な木材が使用されますが、マンションなどでは、大理石や御影石などが使われることもあります。
■インターロッキング
側面にギザギザをつけて噛み合わせをよくしたレンガ程度の大きさの舗装用のブロック。
主にコンクリート製で、歩道や公園,駐車場、住宅のアプローチ等の路盤に使用されます。
多数の色やデザインがあり、組み合わせによって印象が変わります。
インターロッキング同士の隙間から下に雨水が浸透するのでコンクリートなどに比べて水はけが良いなどの利点もあります。
■大壁
現在では一般的な工法で、仕上材(石膏ボード等)で柱や梁の構造体を隠した壁の工法。
手間が掛からないため工賃、工期とも抑えられます。
部屋は、ほんの僅かだが狭くなります。
■納まり
部材の取合いや取付け具合、仕上がりの程度など、総合的なでき具合。
設計図書と実際ではやってみると違う事が多く、大工の手腕の見せ所です。
■キッチンパネル
キッチン廻りの壁材は火が使われるため不燃材でなければならず、従来、タイルが主に使われていましたが、最近では不燃板にフッ素やメラミンなどで表面処理した材料が使用されること多くなっています。安価で施工も早く、タイル目地が無いため、掃除もしやすく、素材や色合いなども各メーカー様々な物を出しており、選ぶ楽しみも多くなっています。
■クッションフロアー
塩ビ製のシート床材。2mm程度の厚さで、接着剤で貼られます。耐水性が高く掃除がしやすいため、タイル柄や、フローリング柄、大理石調など柄も多く、安価であり、住宅ではトイレ、脱衣室などの水廻りの床に使用されることが多いものです。
施工は簡単であり、DIYでも十分に出来ます。
厚みがあり、耐摩耗性に優れた店舗用のものもあります。
■珪藻土
珪藻と呼ばれる単細胞の植物性プランクトンの化石。火に強いため七輪や耐火断熱レンガの原料として昔から使われていましたが、近年、内装の塗り壁として採用する物件が増えてきました。木炭の5千から6千倍の超多孔・超微細構造を持ち、吸放湿性に優れているため、室内の湿度をある程度一定に出来、結露やかびの予防に効果を発揮します。
また、消臭効果やホルムアルデヒド等の有害物質も吸着してしまうため、シックハウス症候群にも効果を望む事が出来ます。
■筋交い
軸組構造などで水平力に抵抗する部材。
建物の変形を防ぐために四角形に組まれた部材の対角線上に入れる部材のこと。
筋交いを入れた壁は耐力壁となり、大きさ、入れ方、壁の幅により壁倍率が変わります。
■耐力壁
地震、風圧等の外力・水平力や建物自重・積載荷重などの鉛直荷重に抵抗するために設置された壁。 木造住宅では筋交いや構造用合板で構成される窓などの開口部の無い壁を言います。鉄筋コンクリート造では開口部の無い一定の厚さと強度を持ったコンクリート壁を耐力壁として配置します。住宅の場合、床面積に対する耐力壁の総量が決められており、偏らないようにつりあいよく配置するのが大切です。特に採光を大きく取る南側の壁量が問題となるケースが多、釘の打ち方などによっても耐力壁の強度が違ってくるので注意が必要となります。
■ホールダウン金物
阪神大震災での住宅の倒壊の多くの原因は柱が土台から抜けてしまうことでした。
そこで、木造で建物が水平力を受けた場合に、耐力壁にかかる引抜き力に抗するために、主に隅の柱を専用の金物によって、土台又は基礎に緊結することにより柱が抜けることを防ぐものです。
2・3階の管柱では柱と柱、柱と梁へ取付ける金物のことを言う時もあります。
■ホルムアルデヒド
無色の刺激臭のあるガスで、水に溶けやすく、その水溶液はホルマリンとして知られています。住宅関連では安価なため合板等の接着剤や塗料に用いられてきました。
近年ではシックハウス症候群の原因物質のひとつとして悪名を高めています。
また、近年の住環境が高気密化を目指すあまり、室内の有害物質が外部に排出されないという問題もあります。そこで、現在では、換気装置の義務化と建築基準法によりホルムアルデヒドを放散する建材の使用制限が設けられています。建材や接着剤には、F☆からF☆☆☆☆までの放散量によるランクがあり、F☆☆☆☆がもっとも放散量が少ないものです。
また、建材や接着剤だけでなく家具から放出されることもあるので注意が必要です。
■換気
住宅の換気には、自然換気と強制換気があります。強制換気は第一種、第二種、第三種にわけられます。現在は換気システムを住宅に組み込む事が義務になっており、基本的に居室は2時間に1回部屋の空気を入れ替えなければなりません。住宅において換気は良質な室内環境の維持や、結露防止のためにも必要不可欠なものです。
第一種換気:給気、排気ともに行なう強制換気(機械換気)。
第二種換気:給気を機械で強制的に行い、排気は換気口から自然に送り出される換気方法。
第三種換気:給気口から自然空気を取り込み、強制換気(機械換気)によって排気する最も一般的な換気方法。普通の換気扇やキッチンのレンジフードなどもこれにあたります。
■基礎
上部構造からの荷重を地盤に伝える下部構造。
主に地面を掘って設置され、鉄筋コンクリートで作られます。
独立基礎、布基礎、ベタ基礎、杭基礎などがあります。
□独立基礎:単独で設けられる連続しない基礎。主要な柱の下部に設けられるもの。
ウッドデッキや簡易な車庫などの基礎に使われます。
□布基礎:建物の壁面の主要な柱の下部の土台に沿って設けられる、連続した逆T字型の基礎。安価で地震にも強いので、住宅でよく使われます。
現在ではほぼ鉄筋コンクリートで造られ、地盤が弱い場所では底板を広げるなどの対処を行います。
□ベタ基礎:直接基礎の一つで、建物の底面全体に鉄筋コンクリートを敷き詰め、基礎にしたもので、全体で荷重を受けるため、地盤の荷重負担が減るとともに、基礎全体の剛性も高まります。現在は、住宅基礎として一般的になっています。
□杭基礎:地盤の耐力が弱い、又はマンションのような建物の荷重が大きい場合は、建物の荷重を地盤の耐力で支持できない。この場合、固い支持層(堅い地盤)のところまで杭を入れて、建築物を安定させます。杭の素材には、木杭、鋼杭、コンクリート杭などの種類があります。
■束(つか)
木造住宅などで母屋、大引を支える部材。母屋を支える部材を小屋束、大引を支える部材を床束といいます。
■束石(つかいし)
床下に一定の間隔で、床の目方を地盤に伝えるため束を設けます。この束から建物の目方を地盤に伝える目的の石のこと。
■大引き(おおびき)
床の構造の一部で根太を支えてその目方を地面に伝える役目をします。通常90cm程の間隔で入れ、根太と直交するよう配置します。大体9 角くらいの部材です。
■根太(ねだ)
床の構造の一部で、1階の場合床板のすぐ下にあり、床の目方を大引に伝える役目をします。通常4.5cm×4.2cmくらいの部材で、床の目方が大きい時は細目に入れます。30cm〜45cmの間隔で大引と直角方向に入れます。2階の床の場合、10.5cm×5〜4.5cmくらいで梁に直接目方を伝えます。
■用途地域
都市部やその近郊地域において、土地の使いみち(用途)をあらかじめ決めておき、用途の混在を防ぐことを目的としています。
住居系、商業系、工業系の用途地域があり、第一種低層住居専用地域など12種類に分けられ、建蔽率、容積率、北側斜線等の制限がそれぞれ変わります。
■建蔽率(けんぺいりつ)
敷地面積に対する建築面積の割合。用途地域によって上限が定められています。例えば建蔽率が50%と決められている地域に、200坪の土地を持っている場合、その土地に建てられる建築物の建築面積の上限は100坪までということになります。
■容積率
敷地面積に対する延床面積の割合。住宅の規模を規制する数値のひとつで、用途地域と都市計画の指定によって上限が定められています。例えば100平米の敷地の容積率が200%の場合は延床面積200平米までの建物を建築する事が出来ます。
■北側斜線
北側隣地への日照と風通しを考慮し、建物の形状、高さを規制した法律。建物を真横から見たとき、北側に面した建物の外壁は、ある一定の高さ以上の部分では、空間を斜線で切り取ったように、その下側より引っ込んでいなければなりません。自分の敷地の北側に隣の敷地がある場合、自分の敷地に建築する建物の各部分の高さは、その部分から隣地境界線までの距離が長いほど高くすることができます。
■建築面積
建物の外壁または柱中心線で囲まれた部分の面積。
二階が一階より出ている場合も含めます。つまり建物を上から見た面積のこと。
二階建てでも三階建てでも関係ありません。
ただし、軒先やバルコニ−といった部分は1m以内の突出は面積に算出されません。(1m50cm外壁から飛び出している庇なら50cm部分を建築面積の算定に含める)また、地階で地盤面1m以下にある部分は除きます。
■延床面積
各階の床面積の合計をいいます。吹き抜け、ポーチ、庇部分などは含みません。駐車場は延べ床面積の5分の1未満であれば、床面積に算入しなくてよいというル−ルがあります。建築物の面積は建物の外周で計算するのではなく、壁もしくは柱の中心で囲まれた部分で計算します。
建物の敷地面積に対する床面積の割合である、容積率を算出するのにも使います。
■配置図
敷地内での建物の位置、方位、道路との関係等を示す図面です。
■平面図
いわゆる間取りがこれに当たる。建物を床から1.5m位で切って、切り目を上から見下ろしたかたちで書かれている。
■立面図
姿図ともいい、建物の外観デザインを表します。通常、東、西、南、北の4方向から見ます。
■伏せ図
一般の平面図では書き表せない構造的な組みかたを表した平面図。積算の時部材数を正確に拾い出せるよう、部材の大きさ・長さを表示しなければならない。基礎伏図・床伏図・天井伏図・小屋伏図・屋根伏図(水取り図)・くい伏図がある。
■矩計図(かなばかりず)
建物の一部を切断して、各部の寸法、仕上がり、部材の寸法等を細かく記入した図面です。■サイディング
板状外壁材の総称。乾式工法の主要材料の一つで、施工の合理化に伴い採用されることが多くなっています。セメントなどを主原料にしたもののほか、断熱材やハードボードなどを芯材に金属板で被覆したものなど多くの種類があります。
□窯業系サイディング(ようぎょうけいさいでぃんぐ)
基材にセメント質と繊維質を主な原料にして、高温・高圧の釜で成型した外壁材。
モルタル塗りの外壁にかわって最もよく使われるようになったサイディングの中でも70%以上を占めます。防火性、施工性、意匠性に優れています。厚さは12mmから24mmまでありますが、最低でも15mm以上が望ましいとされます。施工方法は釘打ちと金物留めがあります。経年劣化による釘頭が気になる人はコストが掛かっても金物留め工法を選択したほうが良いでしょう。
□金属系サイディング(きんぞくけいさいでぃんぐ)
表面を金属板で仕上げられたサイディング。ウレタン断熱材が裏打ちされている場合がほとんどです。窯業系サイディングよりも一般的に価格は高めですが、耐久性の面から考えるとランニングコストは安くなることもあります。 素材はスチールとアルミにわけられ、アルミは高価で柔らかい事もあり、あまり使われなくなってきました。 スチールは耐久性が落ちますが、最近ではガルバリウム鋼板というアルミを混ぜた金属のものが主流となってきており、耐久性も上がりました。
■採光(さいこう)
屋外の太陽光によって室内の明るさを確保すること。
居室に求める採光上有効な開口面積は、一般的に、居室の床面積に対して七分の一の面積の窓が必要とされています。
天窓は壁の窓の3倍の採光能力があるとされ、面積は1/3で許されます。
■居室(きょしつ)
常時、継続的に使用する部屋をいう。住宅では居間、ダイニング、ダイニングキッチン、子供室、寝室、老人室等は居室で、台所、浴室、トイレ、洗面所、納戸等は居室としてあつかわない。
■納戸(なんど)
建築基準法では居室は採光、換気などの窓を設けなくてはならないが、納戸には必要がありません。マンションや建売などで4LDK+N や3SLDKなどと表記されるのはN(納戸)、S(サービスルーム)の事で、総称して納戸と呼ばれる事が多くあります。
■天窓(てんまど)
屋根に設けた天窓。上部からの採光に用います。
【同義語】トップライト
■バリアフリー
高齢者や障害者が安全に生活できるように、段差などの障壁(バリア)を取り除くこと。
手すり等ををつけて生活しやすくすることも広義に使われます。
住宅でのバリアフリー基準は設計3mm、施工段階で5mm以下の段差で納める事で、段差が0と言う事ではない事に注意が必要。
■ユニバーサルデザイン
バリアフリーは高齢者や障害者の生活のために生活の中の障害(バリア)を取り除く事ですが、ユニバーサルデザインは一歩進んで、障害者、健常者問わず誰もが使いやすい形にすること。「すべての人のためのデザイン」
■ワイドスイッチ
照明スイッチの押せる面の大きさを通常のものよりも大きくし、手のひら全体で、場合によっては手を握った状態でもON・OFFの操作ができるようにしたスイッチ。
スイッチを大型化させる事により、高齢者でも見えやすく、手全体を使って押すことが出来るため操作が容易になります。
誰にでも使いやすい設備としてユニバーサルデザインの象徴的なものです。
■戸襖
戸の片面を板戸、片面を襖に仕上げた戸のこと。
和室と洋室(廊下)などの扉に使われます。
各々の仕上げが違うので戸自体が反る可能性があります。
■戸袋
引戸を収納し、隠すスペース。
雨戸や一本引きなどの引戸を開いた時に納める薄い壁のことをいいます。
■猫間障子・雪見障子
採光や展望のための障子の一種。紙貼障子が分割され一部が透明ガラス入りで造られたのが雪見障子、その室内側にさらに上下にスライドする紙貼の小障子がついたものが猫間障子。外を見たり光を入れたい時は開け、目隠ししたい時は閉めることができます。
■引込み戸
引戸の一種で、一本のレールまたは溝に沿って戸を水平に動かし、戸を開けたとき戸が壁の中へ隠れる開閉方式の戸。開けた時にスッキリとした印象を与えます。
二枚の戸を左右に分け開閉し、それぞれが壁の中に納まる引込み戸もあります。
■確認申請
建物を建てる場合、建築基準法に適合していなければなりません。それには法規に適合しているかどうか必要な図面等をつけて申請し、役所で確認してもらう必要があります。
若干の例外はありますが、確認申請はすべての建物に要求されます。確認を受けない建物は建築することができません。
<申請に必要な図書>
法規(建築基準法)を満足する内容を示した、仕様書や工法に対する認定書、設計図、付近
見取図などの図面。
また、各構造に対して一定の面積や階数以上の建物の場合、地震などに対する安全性の
計算を記した、構造計算書が必要です。
これらの設計図書の作成は、一定の小規模建築物を除いて建築士しか行なうことができま
せん(建築士法)。
または、それを業務とする場合、建築士事務所登録をした者でなければなりません。
<申請代理>
建築士は建築主の委任を受け、申請の代理者となって申請手続をすることができます。
建築士事務所登録をした建築工事を担当する工事会社(建設会社)が行う場合(設計施工)
と、設計(さらに工事監理)を専業とする設計事務所で行う場合があります(設計施工分離)。
■基礎パッキン
猫土台の一種で基礎立ち上がり部と土台の間に挟む部材。
床下換気口より換気効率が良く、コンクリート立ち上がり部にも断面欠損にならないので、
最近ではこれを用いた建物が多くなってきています。
■猫土台
基礎立ち上がりと土台の間に挟む物で、直接土台を基礎立ち上がり部に触れさせずに浮かせることで、土台の腐朽防止、床下換気を効率よくする工法。
厚さ2〜3cmの木材やモルタルで柱下や大引の取合い箇所に@900前後に入れます。
最近では樹脂製や金属製の既製品を使うのが一般的です。別名基礎パッキンとして
知られています。
■回り縁(まわりぶち)壁と天井の間に入れる部材のこと。
■欄間(らんま)部屋と廊下、部屋と部屋の間の鴨居の上部に壁のかわりに入れる化粧部材。いろいろな図柄を彫り込んだ物が多い。
■長押(なげし)
鴨居の上部のところに床と平行に部屋を取りまくように入れる化粧材のこと。
■鴨居(かもい)
障子、ふすまを入れる部分の溝のある上側の部材。
■内法(うちのり)
敷居上端から、鴨居上端までの寸法。
■敷居(しきい)
障子、ふすまを入れる部分の溝のある下部の部材のこと。
■在来工法柱、梁、筋かいなど軸部材の組合せで構成される、昔からある伝統的な木造住宅の工法。
最近は筋かいの代わりに構造用合板(面材)を用いて外力に対抗する工法も多くあります。
壁の配置に制約が少なく、大きな開口部をつくれるので、
通風や採光に優れた間取りをつくることができる一方、
施工にはツーバイフォー住宅と違って技術が必要です。
■軸組工法
木造住宅の在来工法のこと。
伝統的な木造の建築方法で、木の柱と梁を組み合わせた工法であるため別名「木造軸組工法」とも呼ばれています。
■枠組壁工法(2×4工法)北米で発展した木造住宅の建築工法で、主に2×4インチの製材で組まれた枠組に構造用合板などを下張りした壁が相互に釘や金具で緊結され、建築されます。壁面全体で力に対抗するため建築物全体を一体的に強剛なものとしています。
建物を支えるためには、壁量が必要で、大掛かりなリフォームや大空間、大きな開口部が造りにくいということがあります。
ツーバイフォー(2×4)工法という呼び方が一般的です。
■42項2条道路建築基準法では原則として幅員が4m以上ないと「道路」と認められません。
ただし、幅員が4m未満でも、建築基準法施行前から使われていた既存道路で、行政から指定を
うけた場合には、道路とみなされます。
建築基準法第42条第2項で規定されていることから、これを「二項道路」といいます。
「みなし道路」ともいわれます。二項道路に接している敷地に建築する場合は、別図の通り
反対側の状況に応じてセットバックする必要があります。
■セットバック二項道路に接している敷地で、道路の境界線を後退させることを
いいます。
セットバックした部分は道路と見なされるので、その部分に建物を
建築することはできません。
また、建ぺい率・容積率の計算の基になる敷地面積に含めることも
不可。
セットバックが必要な面積が、敷地面積の10%以上ある場合は、
物件広告を出すときに「要セットバック○平方メートル」といった形で表示する必要が
あります。
すでに後退している場合は「セットバック済み」となります。




