
欠陥住宅のチェックポイントは、地盤と基礎、建物の骨組み(構造)の
組み立て方、検査体制。
◆欠陥住宅を見分けるポイント 1
「建物の強さ」のチェックポイントは・・・
「建物の強さ」に欠陥がある状態とは、大きな地震や台風の時に、命にかかわったり、
家が二度と住めなくなってしまうかも知れない欠陥を言います。多くの欠陥は、
●地盤の問題
●基礎の問題
●建物の骨組み(構造)の組み立て方の問題
いずれかに問題がある場合がほとんどです。
◆欠陥住宅を見分けるポイント 2
地盤の問題・建物の基礎の問題がある場合
地盤というのは、建物を建てようとするときには「すでにある物」ですので、法律では、
地盤が固ければ固いなりの、緩ければ緩いなりの基礎を作らなければいけないことに
なっています。
地盤の強さや地盤の土の性質を十分に調べないで家を建てると、
地盤が家の重さに負けて家が沈んでしまう不同沈下を起こす場合もあります。
また、十分な地耐力のある地盤にあった、適切な基礎工事をしないと、
建物がうけた地震の力を支えきれず、建物が倒壊・半壊する原因になることもあります。
もし、軟弱な地盤の上に家を建てた場合、地震の時などは、
建物の下の土(砂)が無くなってしまう液状化現象を引き起こす場合もあります。
まず、建てる前に地盤調査は必ず実施し、検査結果に基づいた適切な基礎計画を立てる
ことが大切です。
◆欠陥住宅を見分けるポイント 3
建物の骨組み(構造)の組み立て方の問題がある場合。
木造住宅(在来工法・軸組工法)の場合、大きな欠陥としては、
●梁と柱の間をつなぐ金物が無いか、正しく使われていない。
●家を支える筋交が足りない。
等の問題が多く発生しています。
阪神・淡路大震災において、倒壊した住宅にみられた特徴も、まさにこの2点でした。
土台、柱、梁の「つなぎ方」に大きな欠陥がある場合、
地震などの外力が加わると、家がゆがみ、接合部が離脱して構造が大きくバランスを崩し、倒壊や半壊が起こってしまい
ます。
構造は、どのような材料を、どのような方法で接合し、
強度を高めているかをしっかりチェックする必要があります。
◆欠陥住宅を見分けるポイント 4
工事の時の検査体制を確かめる。
欠陥住宅の問題は、多くの場合工事現場で発生しています。
適切な、基礎工事や構造の計画があっても、その基準どおりに現場で工事されなければ、
安全に暮らせる「建物の強さ」を実現することは難しいといえます。
しっかりとした基準が、見せかけのセールストークかどうかは、
工事の検査体制を確かめることで、ある程度分かります。
工事に責任をもっている会社は、検査体制も充実しています。

耐震性能が高い、地震に強い家を建てたから安心。
もちろんその通りで、地震に強い家を選ぶことがとても大切です。
しかし、建てた後も、プロの目で厳しく品質チェックをしてくれる住宅会社を選ぶことはとても大切です。
◆アフターメンテナンスの基礎知識 1
今の保証制度は問題が発覚したら対応するものです。
新築住宅を購入した場合、法律(品確法)では、
10年間の瑕疵担保責任を義務付けていますが、
これは、基本構造部分に欠陥(瑕疵)があった場合、
その責任を住宅会社が持たなければいけないことを義務づけたものです。
しかし、これはあくまでも欠陥(瑕疵)が発見された場合のことであり、
住宅のアフターサービスやメンテナンスなどの定期検診などを
義務づけるものではありません。
◆アフターメンテナンスの基礎知識 2
外から見ただけではなかなか発見できない家の問題。
家は建てた後の定期的な点検がとても大切です。
家は、建てた時の品質がいつまでも保たれて安心して暮らせるものですが、
地盤調査や施工検査を十分にしたものであっても、不測の状況によって、
家の基本構造部分や基礎などに不具合が発生している場合もあります。
こうした状況は、一般の方にはなかなか外から見ても発見できないものです。
もし、保証期間の10年の間に、目に見えて何のトラブルがなかったとしても、
そうした問題はいつか大きな不具合や事故を招く原因となってしまいます。
◆アフターメンテナンスの基礎知識 3
プロの目でアフターメンテナンスをしてくれる住宅会社を選ぼう。
住宅は、一定の性能や品質をお約束して同じように建てるものですが、
それぞれ建てる土地の条件や雨の量や風の向きなど、
建築地特有の状況によって建てた後に様々な影響を受ける場合があります。
例えば、強い雨や風が一定方向から吹き付ける場所であった場合、
その方向の壁や屋根に雨漏りが発生し、住宅の基本構造が劣化するようなことも
あります。
こうした家の状況を、定期的に診断してくれる、
アフターメンテナンスがしっかりした住宅会社を選ぶことが、家づくりにはとても大切なこと
です。

土地探しからマイホームづくりを始める場合、少しでも広くて、少しでも
安い物件で、周辺環境や学区の条件が良い場所を手に入れたいもの
です。しかし、条件が良くて安い土地には、何か理由があるものです。
土地から探している方が知っておきたいことをまとめました。
◆土地探し基礎知識 1
役所に行って都市計画図で確かめよう。
どこの市町村にも都市計画法というものがあります。まず役所に行って「都市計画図」で
検討している土地を確かめて下さい。その土地が、都市として開発・整備を進めていく
「市街化区域」に入っていれば問題はありませんが、「市街化調整区域」に入っている
場合、例外はありますが、家は建てられない場所になります。
◆土地探し基礎知識 2
家の広さを決める建ぺい率・容積率は知っておこう。
地域によって建てられる家の最大の大きさが決まっています。建ぺい率は、1階部分の
工事面積を決めます。また容積率は、敷地面積に対してどこまで床面積を広くできるかを
決めています。
土地を探す場合、どんな家が建てられるか、まず建ぺい率・容積率を確かめましょう。
◆土地探し基礎知識 3
北側斜線制限・道路斜線制限・隣地境界線について確かめよう。
建築基準法は、家を建てる場合、北側に十分な日照が得られるように家の高さを制限しています。同じように、道路の幅や距離により家の高さを家の高さを制限しています。
また、民法によって、都市計画では隣地境界線から家をどれだけ離さなくてはならないかも
決められています。
◆土地探し基礎知識 4土地の価格以外に別途費用がかかる場合があります。
土地の広さや価格が条件以上だからと言って、その物件に飛びつくのはとても危険です。その土地の道路幅は十分ありますか。
もし道幅が狭い場合、大型車が入れずに工事に別途小型運搬費が
かかることがあります。またガスや水道の引き込みが敷地内にされていない場合、
引込み工事費が別途かかります。道路と敷地の高低差も要チェックです。
高低差があることにより、造成工事・土留工事・よう壁などの外構工事が
必要になってくる場合もあります。なぜ安いのかを、きちんと確認することが大切です。
◆土地探し基礎知識 5
広さや価格だけでなく、地盤のことも確かめましょう。
どんなに家を強く造っても、それを支える地盤が十分な強さを持っていなければ何の意味もありません。造成地などの弱い地盤の上に建てた家は、家が傾く不同沈下等が起きて
しまうこともあります。
外から見ても判断できない地盤は、専門の調査と保証会社による調査、調査に基づく
対策、保証があるかどうかをきちんと確かめてください。


